(7-24)新型コロナ感染症と腸活①
読者の皆様こんにちは。
管理人の冨岡です。
新型コロナ感染症は未だに蔓延していますが、
意外にも感染予防に役立つのが腸活(プロ
バイオオティクス)です。
なぜ、腸活が必要かと言いますと、人間の腸は
免疫力をつかさどる「免疫細胞」が集結してお
りその免疫細胞を強くする鍵が良質な「腸内細
菌」の集団と言えます。腸内細菌は1,000種、
100兆個を超えるといわれており、これらの種
類のバランスを適度に保つことが重要です。
様々な文献を読むと、腸内環境に良いとされる
菌類の割合は、
「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」
と言われています。もう少し具体的に言うと
・善玉菌・・・ビフィズス菌、乳酸菌等
・悪玉菌・・・ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大
腸菌(毒性株)、バクテロイデス(毒性株)等
・日和見菌・・・大腸菌(無毒株)、バクテロイデ
ス(無毒株)
です。具体的な菌名はいいのですが、この割合
に腸内環境を整えると免疫細胞が活発に活動で
きるということです。
そのために何をすればいいかと言えば、
①食物繊維の入った食品をたくさん食べる。
➁プロバイオティクスを行う。
③腸を温める。
④ストレスの発散・解消に努める。
それぞれについて具体的に見ていきます。
①食物繊維の入った食品をたくさん食べる。
具体的には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維
の入った食物繊維の含まれる野菜や果物を多め
に取ることです。各食物繊維が含まれている主
な野菜・果物を列挙しておきます。
・不溶性食物繊維・・・穀類、野菜、豆類、キ
ノコ類、ゴボウ等。ぼそぼそ、ザラザラした食
感が特徴です。
・水溶性食物繊維・・・アボガド、おくら、山
芋、海藻、納豆、イチゴ、かんきつ類、リンゴ
等。ヌメヌメ、ドロドロした食感が特徴。
不溶性食物繊維は、便のかさを増したり、食後
の血糖値の急上昇を抑制したり、腸内細菌のエ
サとなり細菌を活性化します。
水溶性食物繊維は、糖質やコレステロールの吸
収を穏やかにするほか、こちらも腸内細菌のエ
サとなり細菌を活性化します。
個人的には、不溶性食物繊維の「ごぼう」と
水溶性食物繊維の「のり」や「くだもの」は
取りやすいのでお勧めです。
➁プロバイオティクスを行う。
簡単に言うと発酵性のある食品を取るということ
です。身近なところで、チーズやヨーグルト、キ
ムチ、みそ、しょうゆ、甘酒、納豆等々様々です
。特に伝統的な日本食に多いのはうれしいですよ
ね。一つだけ、面白い話をしておくと、ヨーグル
トに含まれる乳酸菌は、その人に合う合わないが
あります。合わない乳酸菌を取り続けていると
・・・何もおこりません。便通をよくしようとし
たらその人にあった乳酸菌を取る必要性があるの
です。
今回は、ここまでです。続きはまた、次回。
コメントは受け付けておりません